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監視カメラ赤外線機能で夜間も安心!仕組み・選び方・設置場所のポイント

2025.01.14

監視カメラの赤外線機能とは?

赤外線カメラの仕組み

赤外線カメラは、人間の目には見えない赤外線を照射し、その反射光を捉えることで暗闇でも映像を撮影できます。
カメラに内蔵された赤外線LEDライトが、夜間や暗い場所で自動的に点灯し、周囲を照らします。
この赤外線は近赤外線と呼ばれる種類で、可視光線に近い波長を持つため、カメラのセンサーで感知し、白黒の映像として出力できます。

赤外線の種類と特徴

赤外線は波長の長さによって、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分類されます。
監視カメラに利用されるのは主に近赤外線で、波長が短く、可視光線に近い性質を持つため、暗視撮影に適しています。
中赤外線は熱感知に、遠赤外線は暖房などにも利用されますが、監視カメラにはあまり用いられません。

赤外線カメラ・暗視カメラ・サーマルカメラの違い

赤外線カメラは、自ら赤外線を照射して暗闇を撮影するのに対し、暗視カメラはわずかな光を増幅して撮影します。
そのため、暗視カメラは完全な暗闇では機能しません。
サーマルカメラは、物体から放射される赤外線を感知して温度分布を画像化するもので、監視カメラとは用途が異なります。
赤外線カメラは白黒映像、暗視カメラはカラー映像となることが多い点も違いの一つです。

赤外線カメラのメリット・デメリット

赤外線カメラのメリットは、完全な暗闇でも撮影できること、暗視カメラに比べて安価であること、設置が比較的容易であることなどが挙げられます。
一方で、デメリットとしては、赤外線の光が届かない範囲は撮影できないこと、LEDライトの寿命があること、反射によって白飛びが発生する可能性があることなどが挙げられます。

赤外線監視カメラの選び方と設置場所のポイント

監視エリアに適した赤外線照射距離のカメラを選ぶ

赤外線カメラを選ぶ際には、監視したいエリアの広さに対応した照射距離のカメラを選ぶことが重要です。
カタログに記載されている照射距離は最大値であり、実際の撮影範囲はそれよりも狭くなる傾向があります。
設置場所から被写体までの距離をよく確認し、余裕を持った照射距離のカメラを選びましょう。
例えば、10m先の被写体を撮影したい場合は、照射距離20m以上のカメラがおすすめです。

設置環境に適したカメラの種類を選ぶ(屋外・屋内、設置スペース)

設置環境に適したカメラの種類を選ぶことも重要です。
屋外に設置する場合は、防水・防塵機能を備えた屋外用のカメラを選びましょう。
屋内に設置する場合は、設置スペースに合わせてドーム型やバレット型など、適切な形状のカメラを選びます。
また、電源の確保が難しい場所には、ソーラーパネルを搭載したカメラや、PoE給電に対応したカメラも選択肢となります。

設置場所による注意点!白飛び対策と虫対策

赤外線カメラを設置する際には、白飛び対策と虫対策に注意が必要です。
壁や窓ガラスといった反射しやすい物の近くにカメラを設置すると、赤外線が反射して白飛びが発生する可能性があります。
設置場所を調整するか、反射防止対策を施しましょう。
また、赤外線LEDの光に虫が集まることがあるため、定期的な清掃が必要です。
虫よけ対策として、カメラ周辺に虫よけスプレーなどを設置することも有効です。

LEDライトの寿命とメンテナンス

赤外線LEDライトには寿命があり、一般的に数千時間から数万時間程度です。
寿命が近づくと、赤外線の照射能力が低下し、夜間撮影の画質が悪化する可能性があります。
定期的な点検を行い、必要に応じてLEDライトの交換やカメラ本体の交換を検討しましょう。
また、レンズの汚れも画質に影響するため、定期的な清掃も忘れずに行いましょう。

まとめ

赤外線監視カメラは、夜間の防犯対策に非常に有効なツールです。
適切な機種を選び、設置場所やメンテナンスに注意することで、その効果を最大限に発揮できます。
今回はご紹介したポイントを踏まえ、ご自身の環境に最適な赤外線監視カメラを選定し、安全・安心な暮らしを実現しましょう。
防犯対策は、カメラの設置だけでなく、総合的なセキュリティ対策が重要です。

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